今、振り返っても、私は本当に生きている価値の無い人間でした。

たった一人の兄妹である兄からは「俺はずっと昔からおまえをセコイ女だと思っていた」と言われ、母からは「お金をかけて育てた割りにたいした人間にならなかった」と胸に突き刺さるようなセリフを吐かれました。

月300円だった小学生時代、その300円をせっせと貯金し、1000円を超える度に隣の信用金庫に預金していた私。明らかに私よりも多くお年玉をもらっていたはずの兄。そんな兄の貯蓄額を常に上回っていたそんな私への恨みでしょうか。

高額な塾へ通わせてもらいながらも第一志望の国公立大学へ進学できなかった私への失望でしょうか。

(ちなみに父からは「美人から食われてしまうから、ブスの方がいいぞ」とアドバイスとは思えないお言葉をもらいました)

しかーし!!今ようやく、私の存在価値を示す時が来たのです。5歳の長女が「お姫様になりたい」と言うではないですか!!今の私なら、勢い余って、長女にお姫様ドレスを縫ってあげられるかもしれない、長女の夢を叶えてあげられるかもしれない、そう思ったのです。

↓今回の材料はまたもや伯母からもらった縫製会社のハギレ。
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いったいこんなものを1枚だけ私のところへ持ってきてどうしろと言うのでしょうか?そう思いつつも、捨てられずに保管し続けていました。透けるような花柄のかわいらしさが、どうしても捨てさせてくれなかったのです。

↓続いて第ニの材料はこちらレースカーテンの生地。
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どうも、オーダーカーテンのサンプル生地のようです。今回は水色の2種類のみ使用します。こちらの水色、よーく見ると、水色の色味が少し違います。

↓第三の材料は私のいらなくなったタンクトップ。
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画像では分かりにくいですが、水色のタンクトップです。花柄の生地が少し透けすぎるので、重ねてみようと思います。

↓重ねてみました。
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白に重ねた時は花柄が全然目立たなかったのですが、水色のタンクトップに重ねたら、ほらこの通り。いい感じに透けてお花が際立ちます。しかも、汗も吸収してくれて一石二鳥ですな。

↓上の部分は、襟ぐりを共布のバイヤスで包んでこんな感じ。
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タンクトップと2重になっているので少し縫いにくかったです。

↓下の部分は、フリルを巻きロックで包んでこんな感じ。
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ウーリー糸は白しか持っていないので、そのまま白色を使いました。薄い水色のレースなので、あまり気になりませんでしたが、水色のレース生地に余裕がなかったので、4段のフリルにして足りるかどうか、ドキドキしながら縫っていました。

↓上の部分と下の部分を縫い合わせます。
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↓今回思い切って新調したのが、こちらのミシン押さえ。
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コンシールファスナー押さえと、最後まで悩んだのですが、コンシールファスナーを縫うことも年に1~2度しかないですし、用途が広がりそうな「2ミリ押さえ」にしました。「ファスナー押さえ、アウトポケット、2ミリ幅のダブルステッチなどに」といううたい文句に惹かれました。

↓当初、襟ぐりにハートのレースをあしらっていました。
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でもなんだか、レースが反り返っていて見るからにおかしい・・・・。しかも、ファスナーよりも先に襟ぐりのバイヤスを縫ってしまったため、ファスナーの端っこ部分の収まりがおかしい・・・・。何より、華やかさに欠ける・・・・。

↓潔くやり直しました。
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しかし、今度は、ファスナーの高さにズレが・・・・。さらに、襟ぐりにあしらった水色のレースがギャザー不足で反り返っている・・・・。だって、だって難しかったんですもの。タンクトップと花柄の布地2枚と、フリルを2枚、その4枚をバイヤステープで包むのが難しかったんですもの。

やっぱり素人の私に「お姫様ドレス」なんて、無理だったのかしら・・・・???何とか形にしたい。私は頑張りました。

↓コサージュを作って、反り返ったレースから視線をそらせよう作戦。
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反り返ったレースを少しだけ中央に引っ張りつつ、上からコサージュで留めてみました。反り返りが目立たなったような気がしないでもないです。

↓という訳で何とかかんとか完成です。
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↓皆さま、お待ちかねの着画です。
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長女はお姫様に欠かせないティアラを着けて。次女は長女が1歳の時に結婚式で着た既製品のドレスを着ています。こちらのピンクのドレスは80サイズですが、痩せ型の次女はギリギリ着る事ができました。このピンクのドレスに合わせて過去に靴をリメイクしましたが(過去生地はこちら)もう履けなくなってしまいました。

↓続いて後姿です。
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遠くから見れば、ファスナーのズレも目立ちませんかね??

↓今回のドレスも前回のスカート同様、ふわっと広がる所がポイントです。
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↓今回最大の失敗は、一段目と二段目のギャザーをケチったこと。
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計算外でした。両手でスカートを広げるお姫様ポーズ!!!これをやると、ケチった一段目と二段目がギャザー不足で反り返ってめくれ上がるのです(涙)私のセコさが裏目に出てしまったみたいです。お姫様にセコさは禁物!!ギャザーはたっぷり寄せましょう!!

長女が履いているのは私の靴。お姫様にヒールは欠かせないそうで、撮影会の後、キラキラのサンダルを買わされました。今度、ちょっとしたパーティがあるので、着せて行こうと思います。もちろんお盆休みも毎日、この格好で親戚を喜ばせていましたよ。暑いでしょうに。

もしも、明日私が死んでしまっても、間違いなく、長女の記憶にこの水色のドレスは残ることでしょう。今後は「生活のためのミシン」からステップアップし、「子供達の記憶に残るミシン」で行こうと思っています。

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